デベロッパーアカウントの本人確認が過ぎると大変なことになるみたい。
実際どうなるの?
そんなお悩みにお答えします!
Google Play Consoleから、期限までにアカウントの本人確認をするよう通知が来ました。
期限が過ぎると、アカウントとアプリを削除しますとのことです。
本人確認の方法は他サイトでいくつか拝見出来ましたが、実際に確認期限が過ぎた後の具体的な経過についての情報は得られませんでした。
そこで今回は、Google Play Consoleのデベロッパーアカウントの本人確認の期限が過ぎたらどうなるかお伝えしたいと思います。
環境
Windows10
Google Play Console デベロッパーアカウントとは?
Google Play Console デベロッパーアカウントとは、Google Playでアプリを販売・配布する開発者(デベロッパー)に発行されるアカウントのことです。
ユーザーの安全を確保し、不正なアプリの公開を防ぐなどの理由のため、Googleは開発者に定期的に確認を実施しています。
Google Play Console アカウントの新しい確認要件
2023年7月にGoogle Play は、Google Play Console デベロッパー アカウントを新規作成されるすべての開発者に新しい確認要件が適用されることを発表しました。
これは、すでにアカウントを持っている全ての開発者も同様に、アカウント確認を完了する必要があるとのこと。
私の場合は、2024年の9/24が確認期限でした。
この期日までに確認を完了しなかった場合は、Google Play からデベロッパー プロフィールとアプリが削除されるとのことです。
Google Play Console アカウント確認期限が過ぎたらどうなる
確認期限を過ぎたら、すぐに以下のメールが届きました。
ステータス: 制限されているデベロッパー アカウント
お客様のデベロッパー プロフィールとすべてのアプリは Google Play から削除されました。Google Play Console でデベロッパー アカウントにアクセスすることは可能ですが、以下の問題を修正するまでアプリを公開することはできません。
問題が見つかりました。期限までにアカウント確認を完了されませんでした。
Google Play Console アカウント確認期限が過ぎた後の状況
Google Play Consoleにログインは可能です。
ただ、トップページに以下のように表示されていました。
デベロッパー プロフィールとすべてのアプリが Google Play から削除されました
お客様のデベロッパー プロフィールとすべてのアプリは、以下の問題のため、2024年9月24日に Google Play から削除されました。アプリやストアの掲載情報に変更を加えても、一切公開されません。
ユーザーの安全を確保するため、アカウントやご提供いただいた情報に問題が見つかった場合、Google はデベロッパー プロフィールとアプリを削除します。
期限までにアカウント確認が完了されませんでした
「詳細を表示」をクリックした先には、このように書かれていました。
発生している問題
期限までに Google Play Console でアカウント確認を完了されませんでした。
デベロッパーのアカウントやご提供いただいた情報に問題が見つかった場合、ユーザーの安全を確保するために、Google は Google Play からデベロッパー プロフィールとアプリを削除します。デベロッパーの確認について詳しくは、Google Play Console 要件と Google Play Console ヘルプセンターをご覧ください。
対処方法
この問題を解決するには、アカウント所有者が Google Play Console でアカウント確認を完了する必要があります。この問題を解決しても、アカウントとアプリを復元するには、デベロッパー アカウントに関する他の問題を解決することが必要になる場合もあります。該当する問題は Google Play Console のホームページに表示されます。
アカウント確認を完了 詳細
サポートのご案内
アカウントの制限を解除する最も簡単な方法は、この問題を解決することです。デベロッパーの確認について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。今回の決定にご納得いただけない場合は再審査を請求できます。
詳細 再審査を請求
「アカウント確認を完了」をクリックすると、デベロッパーアカウントの確認が開始できます。
一応、確認完了後に他の問題がなければアカウントとアプリが復元できそうです。
幸いなことに、アプリの統計情報や評価・レビューは、今まで通り表示できました。
アプリに紐づくデータは消されず残るようです。
Google Play Console アカウント確認に必要な情報
以下の2つで必要な情報が異なります。
- 個人用アカウント
- 組織用アカウント
個人アカウント
個人用のデベロッパーアカウントの確認に必要な情報
Google Play Console でアカウントを確認するには、以下の情報をご提供いただく必要があります。
- 氏名(Google Play に表示)
- 正式な住所(Google Play に表示される国)
- Google が連絡する際に使用する非公開のメールアドレスと電話番号(ワンタイム パスワードによる確認が必要)
- メール連絡で希望する言語 / 地域
- 連絡先電話番号(ワンタイム パスワードによる確認が必要)
- 公開デベロッパー プロフィールの一部として Google Play に表示されるメールアドレス。アプリのサポートへのお問い合わせ用に、別のメールアドレスを指定できます。指定するには、Google Play Console の [ストアの設定] ページ([成長] > [ストアでの表示] > [ストアの設定])に移動します。
個人用のデベロッパー アカウントの追加情報:
- デベロッパーのウェブサイト(省略可)
注意点としては以下があります。
- 本名の公開
- 国名の公開(無料アプリ)
- 自宅住所の公開(有料アプリ・アプリ内課金)
また、個人アカウントで新規登録した開発者は、以下の条件を満たす必要があります。
- 20 人以上のテスターが 14 日以上連続でオプトインしてアプリのクローズド テストを実施する必要がある
いずれ、既登録の開発者にも適用される可能性があると思われます。
個人開発者には厳しい状況です。
組織アカウント
組織用のデベロッパーアカウントの確認必要な情報
Google Play Console でアカウントを確認するには、以下の情報をご提供いただく必要があります。
- 氏名(Google Play に表示)
- 正式な住所(Google Play に表示)
- Google が連絡する際に使用する非公開のメールアドレスと電話番号(ワンタイム パスワードによる確認が必要)
- メール連絡で希望する言語 / 地域
- 公開デベロッパー プロフィールの一部として Google Play に表示されるメールアドレスと電話番号。アプリのサポートへのお問い合わせ用に、別のメールアドレスを指定できます。指定するには、Google Play Console の [ストアの設定] ページ([成長] > [ストアでの表示] > [ストアの設定])に移動します。
- 組織が現在存在していることを確認できる法人登録の証明
組織用のデベロッパー アカウントの追加情報:
- 組織の種類
- 会社 / ビジネス
- 非営利団体
- 教育機関
- 政府機関
- 組織の規模(従業員数)
- 1~10 人
- 11~50 人
- 51~100 人
- 101~1,000 人
- 1,000 人超
- 組織の電話番号
- 組織のウェブサイト
参考サイト
【Google Play Console】本人確認期限が過ぎたらどうなる?【デベロッパーアカウント】 まとめ
本記事では、Google Play Consoleのデベロッパーアカウントの本人確認の期限が過ぎたらどうなるかお伝えしました。
状況としては以下のとおりです。
- 確認期限が過ぎたら、すぐ「アカウント確認が完了されなかった」旨のメールが届く
- 宣言通り、迅速にデベロッパープロフィールやアプリが削除される
- Google Play Consoleにログインは可能
- アプリの統計情報や評価・レビューのデータは表示できた
- デベロッパーアカウントとアプリは、アカウントの確認で復旧できる可能性あり
- 期限切れが長期間続くとアカウントそのものが停止されるリスクがあるので、復旧希望の場合は早めに対応を
本記事が、皆さんの参考になれば幸いです。